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他団体との提携活動(パートナーシップ)

千駄ヶ谷とパートナーシップを結びませんか?

当校では、他の教育機関や団体の皆様と提携して、様々な活動を行っています。

日本語支援ボランティア講座の企画、実施
日本語支援ボランティア養成(ブラッシュアップ)講座への講師派遣
大学で日本語教育を学ぶ学生への実習の場の提供 等

上記のほかにも、ご要望に合わせて、企画いたします。お問い合わせください。

他団体一覧

東京学芸⼤学学⽣の⽇本語授業⾒学
東京学芸大学学生の日本語授業見学1 東京学芸大学学生の日本語授業見学2
 2021年6⽉15⽇(⽕)〜29⽇(⽕)、東京学芸⼤学で⽇本語教育⽅法論を受講している大学⽣の皆さんが、当校で⽇本語授業の⾒学を⾏いました。⼤学の授業の課外活動として⾏われ、 今年4⽉から⽇本語教授法を学び始めた皆さんが参加しました。コロナ禍での実施となり、 ⽇本語授業の録画をオンデマンドで視聴し、最終⽇にZoomでフィードバックを⾏いました。 フィードバック時には、⼤学⽣9名と先⽣、当校からは⽇本語授業を担当した付属の日本語学校の教師2名と日本語教師養成担当の教師が参加しました。

大学⽣の皆さんは、⽇本語教育を学び始めて3か⽉とは思えないほど、授業を詳細に観察していて、気づきや疑問について活発に発⾔していました。 発⾳指導については、教師がモデル発⾳を聞かせる際、イントネーションのヤマを⼿の動きで示していたことが印象深かったようです。 また、世間で話題になっていることや教師⾃⾝の体験などを授業に交えることが、学習者を授業に引き込むのに有効であることが理解できたようです。

東京学芸⼤学の皆さんによる授業⾒学は、10数年前から⾏われています。当校で⽇本語教育現場に触れていただき、⽇本語教育への関⼼を⼀層深めていただけるよう、両校の関係を続けていきたいと思います。
明治⼤学文学部学⽣の⽇本語授業⾒学
明治⼤学文学部学⽣の⽇本語授業⾒学1 明治⼤学文学部学⽣の⽇本語授業⾒学2
2021年7⽉6⽇(⽕)〜13⽇(⽕)、明治⼤学文学部で⽇本語教育実習Ⅰの授業を受講している大学⽣の皆さんが、当校で⽇本語授業の⾒学を⾏いました。 ⽂学部の授業の⼀環として⾏われ、3年⽣と4年⽣が参加しました。コロナ禍での実施となり、⽇本語授業の録画をオンデマンドで視聴し、最終⽇にZoomでフィードバックを⾏いました。

フィードバック時には、⼤学⽣11名と先⽣、当校からは⽇本語授業を担当した付属の日本語学校の教師3名と日本語教師養成担当の教師と⽇本語教師養成講座の学生課スタッフが参加しました。 学⽣の皆さんは、既に模擬授業の経験があるため、⽇本語学習者へのわかりやすい伝え⽅、視覚資料の作り⽅・使い⽅、学習者へのフォローアップの仕⽅、⼩テストの⾏い⽅等、 経験から⽣じた様々な苦労点や疑問点について、当校教師に積極的に質問をしていました。

明治⼤学文学部では、春学期に授業⾒学を、秋学期に教壇実習を⾏っていますが、2017年に⽇本語教育実習の授業が開講される前から、当校は⼤学より授業実施についてご相談を受けてきました。 現在⾏っている授業⾒学も教壇実習も、⼤学と共に作り上げてきたものです。今後も連携を続け、⽇本語教育の世界で活躍する若者を増やしていきたいと思います。
保土ヶ谷区(横浜市)『国際交流のつどい』
保土ヶ谷区『国際交流のつどい』イメージ 2011年11月20日(日)に横浜市保土ヶ-谷区で『国際交流のつどい』(NPO法人保土ヶ谷国際交流の会)が行なわれました。午前中の「日本語スピーチ」では当研究所部長の吉川正則が講評を行い、その様子が会報に載りました。
 
会報『日本語スピーチ特集』はこちら
白岡町(埼玉県) 日本語学習支援ボランティア養成講座
日本語学習支援ボランティア養成講座写真 埼玉県白岡町にある白岡国際交流会は、“近隣在住の外国の方との異文化交流を図る”ことを目的に、2001年に町の委託事業として設立されました。2006年、この交流会に所属し、ボランティアとして活躍している当校の卒業生より、ボランティアのスキルアップを目指した短期講座の依頼があって以来、毎年3回の講義を行っています。6年目の2011年度は『学習者のニーズに合わせた教材の使い方』を全体テーマとし、地域の日本語教室に合った教材紹介とその使い方を考えました。
・ 2012年2月16日(木)「学習者のニーズと教材選び/ゲームを使った教室活動の紹介」
・ 2012年2月19日(日)「初級者向け市販教材の使い方」
・ 2012年2月23日(木)「中上級者向け生教材の使い方」
参加者は約30名で、白岡町の日本語教室でボランティアをしている方だけでなく、初めての方や近隣の町からの参加もありました。いつも日本語教室で使っている文型積み上げ式のテキストではなく、1回毎にすぐに役立つ実践的な教材や、新聞記事を読んで自分の体験や考えを話す活動をいっしょに考えました。
足立区(東京都)日本語ボランティア中級講座
日本語ボランティア中級講座写真1 日本語ボランティア中級講座写真2
 足立区は東京の中でも外国籍の在住者が多く、2006年から「足立区多文化共生推進計画」を策定し、地域の日本語教室に対してもその拡大と充実を目的にボランティアへの支援講座やブラッシュアップの講座を区主催で積極的に行っています。ボランティア日本語教室も多く、現在、区内に19グループ(教室)あります。
 2012年1月から2月にかけて、日本語ボランティア経験者を対象にした全4回の講座を当養成講座が受託して行いました。毎回30~40名の参加があり、熱心な受講姿勢や日本語教室での体験を踏まえた意見や質問から、日頃の活動の活発さがうかがえました。
 終了後、「とても勉強になり、今後のボランティアを行うのが楽しみ」「文字指導の具体的な方法をわかりやすく教えていただけたので助かった。早速教室で使ってみたい」「日本語の助詞の使い分けは説明するのに難しさを感じていたが、今回の講座でポイントをつかめた」「異文化を互いに学び合うことがとても大切だと感じた」「学習者が間違えたときに、自分で間違いに気づかせることの大切さを実感した」などの感想が出ていました。
金沢区(横浜市)「おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座」
「おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座」写真  「おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座」は、文化庁の「生活者としての外国人」のための日本語教育事業「ボランティアを対象とした実践的長期研修」として行っているものです。当研究所グループの学校法人吉岡教育学園は、この講座を文化庁より毎年受託しています。今年度は、横浜市金沢区にて金沢国際交流ラウンジ・トレボルの会共催で、2011年7月8日から12月2日までの金曜日、全15回(40時間)の講座を実施しました。毎回約30名の方々が受講し、授業で行う各活動に積極的に取り組んでいました。
 「おしゃべり型日本語交流活動」の講座は、2010年11月から12月にかけて4回、既に金沢国際交流ラウンジボランティアの会主催で実施しているので、今回は全体的にそれを深く細かく学ぶという講座内容になりました。
 最終日に行った講座の振り返りでは、「日本語を教える」という活動から「共に学び合う」という活動の重要性を認識したとの感想が多くありました。「おしゃべり型日本語交流活動」の考え方はまさに「共に学び合う」ということです。地域の日本語教室では、まだまだ「日本語を教える」活動が主流だと言われる中で、「日本語を教える」から「共に学び合う」へと意識を変えることは、なかなか難しいことです。  今後は、この講座で学んだ「共に学び合う」という考え方をもとに、ボランティアの皆さんがこの地域に合った様々な活動を考えていくことが必要だと思います。受講生の方々の話を聞いたり、授業で行う活動に取り組む姿勢を見たりしていると、「おしゃべり型日本語交流活動」以外にも工夫された有意義な活動が実践されていくものと思われます。
稲城市(東京都)日本語ボランティア養成講座
 東京都稲城市では中央公民館主催で「稲城日本語ボランティアの会」に協力依頼して、日本語教室を行っています。
この会に所属し、ボランティアとして活躍している当校の卒業生より、ボランティアのスキルアップを目指した短期講座の依頼があり、2008年度より毎年、ボランティア養成講座を担当しています。 2011年度初回の9月は、「日本語を初めて学ぶ人との授業を考える」というテーマで、外国語体験としてイタリア語講座も行い、「初めて日本語を学ぶ外国人にとって、日本語はどのように聞こえているのか、どのような対応が必要か」を考えました。
10月から2月まで、「日本語のサポート」「おしゃべり型日本語交流活動」などのテーマで全6回にわたり講座を行う予定です。
大学からの日本語クラス授業見学受け入れ
大学からの日本語クラス授業見学受け入れ写真  2011年5月27日(金)、東京学芸大学で日本語教育を学ぶ大学生15名が、当校日本語クラスの授業を見学しました。日本語クラスの授業に参加し、学習者の練習に加わったり、質問に答えたりしました。日本語教育の現場で学習者に接して、いろいろな気付きがあったようです。
平成22年度文部科学省委託事業 専修学校留学生総合支援プラン 分野別高度人材養成講座「ビジネス日本語」
 ※「『地域の人材ニーズに対応した外国人留学生の就職支援プログラムの開発と活用』成果報告書
平成22年度文部科学省委託事業 専修学校留学生総合支援プラン」社団法人東京都専修学校各種学校協会(平成23年3月)より引用
期間 平成22年9月14日(火)~平成22年12月9日(木)
基本編
(34時間)
ビジネス日本語で求められるレベル
自己紹介とビジネスマナー
敬語の基本
電話対応
許可と依頼の表現
業務の引き継ぎ
アポイントメント
クレーム対応
意見を聞く・意見を述べる
ビジネス文書の構成/情報収集
ビジネス文書の基本マナー/商品説明・売り込み
プレゼンテーション
就活実践編
(14時間)
履歴書の効果的な書き方
アポイントメントの取り方(電話・メール)
採用面接での自己アピール
採用面接ケーススタディと実践
まとめ
(2時間)
STBJを通じた実践的コミュニケーション能力測定
<基本編「クレーム対応」 授業の様子>  中国・韓国・台湾を中心に、多国籍の学生が参加していた同講座。千駄ヶ谷日本語学校の講師を招き、ビジネスシーンにおけるクレーム対策を、ロールプレイング形式で学んでいた。2人1組になり、客・企業と役柄を設定。様々なシーンを具体的に想定し、お客様に対して失礼のない言葉使い、言い回し、誤り方などを学んだ。その後、応用編として講師を相手にロールプレイングを実施。マニュアルにないアドリブを繰り広げる講師を相手に、より実践的なクレーム対応方法を身に付けていた。受講生は学校で目にしたチラシを見て参加した者が多く、また、日本での就職に意欲的で、講師の言葉を聞き漏らさぬよう熱心にメモを取る姿が印象的であった。
東久留米市(東京都)「おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座」
おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座写真1おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座写真2
2010年6月18日から東京都東久留米市にて「おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座」を実施してきましたが、2010年11月6日、全15回40時間の講座が終了しました。
この講座は、当研究所グループの学校法人吉岡教育学園が文化庁から受託した「生活者としての外国人」のための日本語教育事業「ボランティアを対象とした実践的長期研修」として行われたものです。文化庁委託事業としての講座は、当研究所グループにとって今回が三回目であり、今年度は2008年度の埼玉県久喜市、2009年度の東京都東村山市に続いての実施です。
「おしゃべり型日本語交流活動」は、当研究所グループが2007年度に文化庁委嘱事業として作成した『対話を中心とした交流活動のカリキュラム』に基づくものです。学習者と支援者が、あるテーマについて「おしゃべり」をすることで、日本語の支援を行い、また、互いの文化などを学び合うという活動です。 これまで三回の講座の目的は、「おしゃべり型日本語交流活動」が実践できる能力を養うことです。ですから、講座ではこの活動の考え方や方法を学ぶだけでなく、模擬実習や実際に外国人学習者を対象とした実習も行います。今回の講座には毎回約30名の参加者があり、皆さんは講義内容を熱心に聞くだけでなく、実習にも積極的に取り組んでいました。
この講座を受講したことで、受講生の皆さんの日本語支援活動が幅広いものとなること、そして、その活動が国籍を問わずよりよい人間関係の構築につながり、今以上に住みやすい地域社会が作られていくことを願っています。

文化庁ホームページ
金沢区(横浜市) 日本語ボランティアのためのブラッシュアップ研修会
日本語ボランティアのためのブラッシュアップ研修会写真1日本語ボランティアのためのブラッシュアップ研修会写真2
金沢国際交流ラウンジボランティア会(横浜市)は、2007年に地域の人たちと外国人の交流の拠点として、横浜市立大学にラウンジを開設するにあたり組織された会です。日本語教室や翻訳、交流活動など活発な活動をしており、2010年度は金沢区役所からの委託事業も担っています。日本語教室では、約70名の外国人を対象に50余名の地域の日本語ボランティアが活動をしています。
2010年、「日本語ボランティアのブラッシュアップ」を目的とした研修会の講師依頼があり、11月から12月にかけて4回行いました。
第4回の「対話を中心とした教室活動のカリキュラムと実践」では、外国人学習者を交えた活動をし、「日本語でたくさん話せてとてもよかった」「自分のことを話せてうれしかった」「新しい言葉もたくさん教えてもらった」といった学習者の感想に、受講者の皆さんも手ごたえを感じて盛り上がりました。各回とも40余名の参加があり、意見交換や質問などが大変活発で、熱心に取り組む様子が印象的でした。
稲城市(東京都) 日本語ボランティア養成講座
東京都稲城市では中央公民館主催で「稲城日本語ボランティアの会」に協力依頼して日本語教室を行なっています。
この会に所属し、ボランティアとして活躍している当校の卒業生より、ボランティアのスキルアップを目指した短期講座の依頼があり、2008年度より毎年、養成講座を担当しています。
2010年度は、10月から3月まで、文法、教授法、模擬授業といった内容の講座を6回にわたって行います。
20数名の受講生たちは、自分のボランティア経験に照らし合わせながら、熱心に参加しています。
保土ヶ谷区(横浜市) 日本語ボランティア養成講座
日本語ボランティア養成講座写真 NPO法人保土ヶ谷国際交流の会(横浜市)は、区内の横浜国立大学の留学生と区内の青少年が行なってきた交流活動の裾野を広げるために、ボランティアが中心となって1991年から活動を行なっています。活動が広がる中で法人化し、その中の日本語教室では現在、約50人の外国人を対象に入門・初級レベルの日本語教室を開いています。
2010年、「これから活動を始める日本語ボランティアの養成を」と千駄ヶ谷に依頼があり、9月から12月まで実技を中心に、日本語文法、音声学や文字指導など15回の講座を行ないます。第一回目の9月7日は約20名の参加があり、なごやかな中にも熱心に取り組む姿勢が印象的でした。講座内容は「外国語体験」。ベトナム語をベトナム語だけで学ぶこと(直接法)を通して学習者の視点を確認しました。授業後、「初めてのベトナム語が絵などを使って理解できたことに驚いた」「何度も繰り返してくれたので、覚えやすかった」「ほめ上手が大切だと思った」「皆に公平に言わせていてよかった」などの感想が聞かれました。
新・日本語教育能力検定試験の説明会
新・日本語教育能力検定試験の説明会写真1新・日本語教育能力検定試験の説明会写真2
平成23年度から日本語教育能力検定試験が改訂されます。
9月2日(木)、主催団体である財団法人日本国際教育支援協会日本語教育普及課から検定試験ご担当の方をお招きし、改訂のポイント等をお話いただきました。
今回ご担当いただいた日本語教育普及課 作題主幹 川端さんからは、検定試験の始まりから現在にいたるまでの変遷や、改定のポイントについての説明がありました。参加者は検定試験を受検したことがないという人が多数でしたが、試験作題者側の声を直接聞ける、また日本語教師の資格の一つに挙げられている試験ということもあり、真剣に耳を傾けていました。
質疑応答の時間には、改訂後の記述式問題について、また、試験そのものの評価や価値は変わるのかといった質問などがあがりました。検定試験を近く受験する人にとってはもちろん、すぐに受験しない人にとっても、いつもとは違った角度で日本語教育と向き合う貴重な機会となったようでした。
横浜市国際交流協会「なか国際交流ラウンジ」 『おしゃべり型交流活動』講座
当研究所は、(財)横浜市国際交流協会が運営する「なか国際交流ラウンジ」からの依頼で7月26日(月)と8月2日(月)の二日間、パシフィコ横浜・横浜国際交流センターで「おしゃべり型交流活動」の講座を行ないました。今回の講座も、前回の町田国際交流センターの場合と同様に、当校の公開講座でこのカリキュラムに関心をもってくださった「なか国際交流ラウンジ」の方からのご要望で実現しました。
一日目は「おしゃべり型交流活動」の意義と進め方の説明と日本人を外国人役として想定した模擬実習を行い、二日目は外国人学習者を相手にこの活動を実践してみる実習を行ないました。
この実習に参加した学習者は、町田の講座の時のように「おもしろかった。楽しかった。勉強になった。」と感想を述べていました。この感想は受講生の自信につながったようです。
久喜市国際交流協会日本語教師養成講座(埼玉県)
久喜市国際交流協会日本語教師養成講座写真1久喜市国際交流協会日本語教師養成講座写真2
当研究所は、埼玉県の久喜市国際交流協会から日本語教師養成講座を受託し、7月2日開講しました。
この講座は、久喜市を中心とした埼玉県東部地域の日本語ボランティアの方々を対象にしており、これから地域の教室で日本語支援に携わる方々を対象とした入門コースです。当研究所と久喜市との関係は古く、当研究所は15年近く久喜市の在住外国人のための日本語教育を支援してきました。
今回の講座の中では、日本語支援に関わる文法や音声などの基礎理論の整理の他、実践的な日本語の教え方や外国人とのコミュニケーションの在り方について参加者の気付きを促す内容などが盛り込まれ、今後地域の支援の場に活かせるよう工夫されています。各回2時間で9回という限られた時間ではありますが、盛りだくさんの内容で、40名を超える受講生の方々が積極的に取り組んでいらっしゃいます。
この事業には、これまで当研究所が関わってきた、地域の日本語教育支援事業の長年の蓄積とここ数年文化庁から受託している「生活者としての外国人のための日本語教育事業」における実績なども活かされます。
東京女子大学実習生受け入れ
5月13日(木)~6月14日(月)、東京女子大学で日本語教育を学ぶ4名の実習が千駄ヶ谷日本語学校で行なわれました。実習生は2名ずつに分かれ、授業見学を行なうことからスタートしました。ペア練習の相手になったり、タスクのチェックをしたり、学習者からの質問に答えたりすることを通し、少しずつ日本語教育についての理解を深めていったようです。また、遠足に参加する機会も設け、教室の中とは違う学習者との交流を体験してもらいました。実習期間の終盤には、会話練習など授業の一部を実際に担当してもらいました。緊張した様子は見られたものの、各自、日本語の奥深さやひとつひとつの練習の意味などを認識する機会になったようです。
最終日の総括では、「もっと教えたい」「準備が大変そう。でも、やりがいがある仕事」「海外での日本語教育と国内との違いを知った」「自分は日本語を知らないということを実感した」などの声が実習生から上がりました。1か月にわたる長期の研修だったにもかかわらず、中だるみもなく常に真摯に実習に臨んでいた実習生たちには、感心させられました。将来、日本語学校の日本語教師とは限りませんが、ボランティア等で地域の日本語教育に携わるようなことがあれば、是非、今回の実習を思い出してほしいと思います。
町田国際交流センター日本語教室ブラッシュアップ講座 「おしゃべり型日本語交流活動」(東京都)
「おしゃべり型日本語交流活動」写真 外国人と日本人が料理の本を見ながら、お互いの国の料理とその食材、そして、その料理の方法について紹介し合う。このようにあるテーマでおしゃべりをしながら学び合う活動が「おしゃべり型日本語交流活動」です。当研究所は、町田国際交流センターからの依頼で6月15日(火)と17日(木)の二日間、町田市民フォーラムでこの「おしゃべり型交流活動」の講座を行ないました。
この講座では、「おしゃべり型交流活動」の意義と進め方を説明するだけでなく、外国人学習者を相手にこの活動を実践してみる実習を行ないました。講座終了後のアンケートによると、受講生のほとんどが「おしゃべり型交流活動」は、すぐに日本語支援に使える方法だと回答していました。また、実習でこの活動を体験した学習者の多くは「楽しかった。たくさん勉強した。」という感想を述べていました。それを聞いた受講生の表情はとてもうれしそうで、受講生は「おしゃべり型交流活動」の有効性を実感していたようでした。
当研究所グループの学校法人吉岡教育学園では、2007年度に文化庁委嘱の「生活者としての外国人」に対する日本語教育事業で『対話を中心とした交流活動のカリキュラム』を開発しました。このカリキュラムは「おしゃべり型日本語交流活動」の一例で、当研究所の公開講座でも紹介してきました。今回の講座は、その公開講座でこのカリキュラムに関心をもってくださった町田国際交流センターの方からのご要望で実現しました。
文化庁委託事業「おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座」
「おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座」写真 当研究所グループの学校法人吉岡教育学園では、文化庁から「生活者としての外国人」のための日本語教育事業「ボランティアを対象とした実践的長期研修」を受託し、2009年7月18日から東京都東村山市にて「おしゃべり型日本語交流活動ボランティア育成講座」を実施してきましたが、2009年11月7日、全15回40時間の講座が終了しました。
この事業には、これまで当研究所グループが関わってきた、地域の日本語教育支援事業の長年の蓄積、また2007年度文化庁委嘱事業を通して行った国内各地の日本語教室実情調査や、その事業を通して作成した『対話を中心とした交流活動のカリキュラム』、委員会での議論なども活かされました。
そして、2008年度に埼玉県久喜市で実施した「日本語ボランティアグレードアップ講座」と同様、おしゃべりによる交流活動をいかに学びにつなげていくか、というテーマを掲げ、教授法等の理論、学習者との交流活動、日本語支援の実習活動など多彩な内容で構成されましたが、毎回30名前後の出席者があり、皆さん熱心に受講していました。
この事業で研修を受講した皆さんは、今後、東村山市近郊地域で更に活動することとなっており、おしゃべりを学びにつなげる交流活動の輪が広がることが期待されます。

文化庁ホームページ
文化庁委託事業「日本語ボランティアグレードアップ講座」
「日本語ボランティアグレードアップ講座」写真  当研究所グループの学校法人吉岡教育学園では、文化庁から「ボランティアを対象とした実践的長期研修」を受託し、2008年9月6日から埼玉県久喜市にて「日本語ボランティアグレードアップ講座」を実施してきましたが、2009年2月28日、全24回60時間の講座が終了しました。
この事業には、これまで当研究所グループが関わってきた、地域の日本語教育支援事業の長年の蓄積、また昨年来文化庁委嘱事業を通して行った国内各地の日本語教室実情調査や、作成したカリキュラム『対話を中心とした交流活動のカリキュラム』、委員会での議論なども活かされました。そして今回は特に、おしゃべりによる交流活動をいかに学びにつなげていくか、という大きなテーマがありました。24回は、理論の講座、学習者との交流活動、日本語支援の実習活動など多彩な内容で構成されましたが、毎回20名前後の出席者があり、皆さん熱心に受講していました。
2月28日の修了式当日は、当研究所理事長、久喜市田中暄二市長、久喜市国際交流協会斉藤文次会長の挨拶に始まり、受講証明書の授与、実習総括が和やかなムードの中進められました。
この事業で研修を受講した皆さんは、今後、埼玉県東部地域で更に活動することとなっており、おしゃべりを学びにつなげる交流活動の輪が広がることが期待されます。

文化庁ホームページ
アルク 第2回日本語教師就職支援セミナー
アルク第2回日本語教師就職支援セミナー写真1アルク第2回日本語教師就職支援セミナー写真2
2009年2月7日、株式会社アルク主催の「第2回日本語教師就職支援セミナー」がアルク本社(東京都杉並区)にて行われ、当校もパネルセッションやブース出展等で参加しました。当日は、東京近郊はもとより全国各地から約150人もの参加者が訪れ、会場は熱気に包まれました。
<プログラム>
1.セミナー
○第1部 「求人情報」はこうして探す / 講師:鈴木信之氏(株式会社凡人社麹町店店長代理)
○第2部 パネルセッション「こんな人が欲しい-日本語教育機関の本音-」 / 講師:各ブース出展機関の採用担当者
2.教育機関ブース・相談ブース
3.求人情報掲示

セミナーでは、参加者は講師の話す日本語教育の現場の話やアドバイスに熱心に耳を傾けていました。
また、セミナーの合間には各機関のブースにて直接就職等の相談が受け付けられ、大勢の参加者が積極的に質問を投げかける姿が見られました。

<当校副理事長 吉岡治郎の感想>※パネルセッション講師として登壇
来場者、各機関の採用担当者、そして主催者の「やる気」を感じたセミナーだった。全国各地から集まった来場者の中には「夜行バスで来た」という熱い若者もいた。またパネルセッションでは、各機関のベテランの先生方の「初めからうまくできないのは当たり前。失敗を恐れずチャレンジしよう」という温かい励ましが印象的だった。
JETプログラム 国際交流員研修
JETプログラム国際交流員研修写真 2005年より、JET(語学指導等を行う外国青年招致事業)プログラムの国際交流員研修における講師の派遣を委託されています。2008年11月の講義のテーマは、「日本語の不思議」「めざせ!日本語能力試験1級突破」でした。
出席した外国人たちはみんな日本語が達者な人ばかりでしたが、「日本語の不思議」では日本人もよく間違える誤文を考えたり日本の常識を見直したりしながら、改めて日本語や日本について理解を深めていたようでした。また、「めざせ!日本語能力試験1級突破」では今年12月に受験予定の人も、まだ興味を持っているだけの人も、熱心に1級の問題を解いていました。
大学からの日本語教育実習受け入れ
2002年より、学習院大学および明海大学で日本語教育を学ぶ学生に実習の場を提供しています。
2008年は、9月1日から2週間にわたって明海大学の学生2名を受け入れました。 講師を終日アシストすることにより日本語教師の1日を体験したり、各自が決めたテーマについてアクションリサーチを行ったりし、日本語教育の現場についての理解を深めました。また、実習終盤では日本語クラスで実際に教える経験もし、実習生は現実の日本語学校でしか得られない貴重な気づきを得ていました。
中日韓文化教育研究フォーラムで研究発表
中日韓文化教育研究フォーラムで研究発表写真 2008年8月21日~22日の2日間、中国大連にある大連外国語学院で行われた第5回中日韓文化教育研究フォーラムで、当校理事長が「企業における実践的ビジネスコミュニケーション能力の評価について」と題して発表を行いました。実践的なコミュニケーション能力の育成をテーマに行われたフォーラムで、ビジネス日本語教育の視点から発表したものです。また、当校も支援し、既に中国で実施され企業や大学で好評を得ているSTBJ(標準ビジネス日本語テスト)について、当校講師の新山と元昭和女子大学大学院教授高見澤孟先生から、テストの概要と今後の展開を中心にお話ししました。
フォーラムには200名を超える参加があり、参加者には資料として、STBJの準拠問題集と出版されたばかりのビジネス日本語のテキスト『標準商務基礎日語第一冊』が進呈されました。標準ビジネス日本語テスト(STBJ)については、大連の放送局大連電視台が放映している日本語番組「桜の風」でも紹介されました。
中国でビジネス日本語テキストシリーズ『標準商務日語叢書』を刊行
『標準商務日語叢書』イメージ 2008年8月17日、中国北京にある外語教学与研究出版社から『標準商務基礎日語第一冊』が刊行されました。これは、当校と中国の大連外国語学院が共同開発したビジネス日本語テキストシリーズの第一冊となるものです。このシリーズは、基礎から中上級までをカバーするビジネス日本語テキスト4冊と「会話」「聴解」「聴読解」の副教材3冊、既に同出版社から昨年刊行されているSTBJ標準ビジネス日本語テストの準拠問題集の他、現在中国語版の出版作業が進行している『標準商務日語IT編』が組み込まれ全9冊からなるものです。実践的なビジネス日本語と日本のビジネス事情・文化事情を基礎から学べるもので、日本語を母語としないビジネス関係者が、周囲の日本人スタッフなどと円滑なコミュニケーションを図れるよう導くことを目的としています。
大学からの日本語クラス授業見学受け入れ
日本語クラス授業見学写真 2008年7月29日(火)、東京学芸大学で日本語教育を学ぶ大学生11名が、当校日本語クラスの授業を見学しました。日本語コース初級、中級、上級クラスに分かれて授業に参加し、学習者の質問に答えたり、文作りのチェックをしたりしました。実際に学習者と接し、日本語教育の現場についての理解を深めていたようです。
中国四川省地震災害救援のための募金活動
中国四川省地震災害救援のための募金活動写真 千駄ヶ谷グループでは、各校舎において中国四川省地震災害被災地救援のための募金活動をしました。日本語学習者、日本語教師養成講座受講生、講師、職員から寄せられた募金は、351,161円となりました。
2007年8月7日(木)、当校の理事長と校長が中国大使館へ赴き、千駄ヶ谷グループからの寄付金も合わせた、計755,062円を一等書記官兼領事の田継春氏にお渡ししました。
トルコ エルジェス大学からの奨学生受け入れ
トルコ・エルジェス大学からの奨学生写真 トルコは中東で最も日本語教育が盛んな国で、日本語、日本文化主専攻学科を持つ大学として、アンカラ大学、チャナッカレ3月18日大学、エルジェス大学の三つの国立大学があります。そんなトルコの日本語教育に当校は古くから関わりを持ってきました。
日土婦人協会は長い間、当校のオリジナル教科書を使用していました。当校養成講座の卒業生たちが、チャナッカレ大学、エルジェス大学、エーゲ大学、私立大学、民間の日本語学校で日本語を教えてきました。ボアジチ大学や土日基金とも協力関係を続けています。
ここ数年は、毎年当校の夏季集中講座にエルジェス大学の学生を一人、航空券、宿泊、授業料を提供し招聘しています。秋以降には、一年あるいは一年半の長期奨学生を一人引き受ける予定です。また、今年も当校養成講座の卒業生がエルジェス大学に赴任し、日本語教師として教壇に立つことになっています。
トルコの人々は親日的でやさしく、日本語学習に熱心です。
当校は日本語教育を通して、トルコと日本の一層の交流に貢献したいと思っています。

2008年6月、千駄ヶ谷の奨学生としてエルジェス大学のネシベ・カヤさんが来日し、当校の夏季集中日本語コースで3週間勉強しました。
社会のルールを大切にするところ、家では靴を脱ぐ習慣など、日本とトルコが似ていることから日本に興味を持ち、日本語を勉強し始めたそうです。また、文字にも興味があり、漢字が大好きだそうです。
短い滞在期間の中でもいろんなところに積極的に出かけ、浅草のかっぱ橋でおみやげに日本のお皿を買ったり、横浜や新宿、原宿でショッピングを楽しんだりしていたようです。
帰国後は、大学で日本語を一生懸命勉強し、日本語能力試験2級を目指すそうです。
「千駄ヶ谷の学校はとてもよかったです。校舎はきれいだし、先生の教え方は上手だし、スタッフも優しいです。まだ日本にいたいです。」と帰るのが寂しそう…。初めての日本での生活は、ネシベさんにとってとても貴重な体験となったようです。
鶴見区(横浜市) 日本語ボランティア養成講座
横浜市で二番目に外国籍区民が多いといわれる鶴見区から委託を受け、2007年より日本語ボランティアの養成講座を行なっています。2008年度6月末から12月中旬まで、合計22回の講座を行ないます。内容は文法・音声の基礎知識、指導技術の基礎を学ぶ実技などです。
参加者は老若男女40名。初回の授業は、千駄ヶ谷の養成講座でも好評の「外国語体験」。直接法で学ぶ学習者の心理を疑似体験する授業です。今回はベトナム語を直接法で学んでいただきました。みなさん、初めて学ぶ言語に四苦八苦している様子でしたが、授業後は「外国人が日本語を学ぶときの気持ちが理解できた」「日本語で解説されなくても、理解できるものだとわかった」「楽しかった」などの感想が聞かれました。
台東区(東京都) 在住外国人のための日本語支援パートナー養成講座
東京都台東区の「在住外国人のための日本語支援パートナー養成講座」が開始された1995年から、内容の企画と講師派遣で参画しています。2006年度までは、これからボランティアを始めたいという方を対象に、指導技術の基本について30回(週1回)のシリーズで行ってきましたが、2007年度からはボランティアとして既に教えている方を対象にブラッシュアップ講座を行っています。
2008年度は、授業で行う活動を一つ一つ取り上げ、活動の意義、練習方法、注意点などのポイントを見直すという内容を、6月初めから7月末まで8回に分けて行います。受講生からは、ボランティアの教室で教えた時に感じた疑問などが積極的に出され、毎回、活気のあるクラスになっています。
文化庁委嘱事業の「対話を中心とした交流活動のカリキュラム」が完成
当研究所グループの学校法人吉岡教育学園では、文化庁から「外国人に対する実践的な日本語教育の研究開発」を委嘱され、地域の日本語教室で役立つカリキュラムを開発してきましたが、このほどまとまり、文化庁に事業報告を行いました。
この事業には、これまで当研究所グループが関わってきた、地域の日本語教育支援事業の長年の蓄積と、この事業のために行った国内各地の日本語教室実情調査や運営委員会での議論が活かされました。
開発されたカリキュラムは、地域の日本語教室に参加する日本語非母語話者の皆さんと支援者の皆さんが、生活に密着するテーマや相互理解を深めるためのテーマについて「おしゃべり」しながら、双方向の交流活動を通じて良好な関係を構築していくことを目指しています。これは、外国人も日本人も一緒になって住みよい社会を築いていく多文化共生社会の在り方に沿うものであると共に、当研究所グループの長年の理念にも沿うものです。
今回の事業は、文化庁を通して、事業報告書の配布や文化庁ホームページへのアップという形で諸方面に伝えられることになっていますが、当研究所でも内容面をさらに発展させていく予定です。

文化庁ホームページ
久喜市国際交流協会(埼玉県)
久喜市国際交流協会写真 埼玉県久喜市の「久喜市国際交流協会」の日本語教室を1996年から支援しています。
授業の進め方や教材の効果的な使用法、非母語話者との接し方など、幅広いテーマについて、実践的な手法で講師の方々にアドバイスしています。
2007年4月から7月まで、当校の講師が6回にわたってこの日本語教室を訪れ、教室で学ぶ外国人学習者に対して初級の直接法での授業を行いました。 普段、その日本語教室で教えていらっしゃるボランティアの方たちも一緒に授業に入られ、研修のため授業を見学されながら、ペア練習などで学習者をサポートされました。 毎回、外国人学習者約30名、ボランティアの方約15名のご参加があり、 活気ある授業が行われました。
この様子は、久喜市国際交流協会の広報誌「かけはし」で大きく紹介されました。
中国 大連交通大学軟件学院に"吉岡奨学金"を設立
大連交通大学軟件学院「吉岡奨学金}写真 当校では、中国・大連交通大学の軟件(ソフトウェア)学院に、同大学の日本語教育の振興を目的として"吉岡奨学金"を設立しました。 毎年、同大学で日本語を学ぶ学生20名に贈られます。 写真は第1回授与式の様子です。
マレーシア人学生に対する奨学生制度を設置
本校(千駄ヶ谷日本語学校)では、同校へ留学を希望するマレーシア人学生に対する奨学生制度を設置しました。クアラルンプールにある提携機関より、毎年4月と10月の2回、年間10名まで受け入れます。
標準ビジネス日本語テスト(STBJ)
標準ビジネス日本語テスト写真 2007年6月24日、当研究所が支援する中間法人応用日本語教育協会が主催する標準ビジネス日本語テスト(STBJ)が、中国(長春・大連・上海)・韓国(ソウル・釜山)で実施され、約650名の方々が受験しました。
このテストは、日本企業の外国人従業員や日本企業への就職を希望する日本語学習者を対象に「総合的な日本語能力」を測定するためのものです。
今回は、特定の大学や企業で実施するインハウス形式で行われましたが、今後、関連教材の開発も予定されており、来年6月に第2回目の実施が計画されています。
 
 

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