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異文化交流

養成講座受講生と日本語学習者との交流活動

千駄ヶ谷には、日本語クラスで日本語を学ぶ外国人学生がたくさんいます。
遠足や、実際の日本語クラスでの授業に参加する交流授業などで、彼等と交流する機会が豊富にあります。

千駄ヶ谷日本語学校 課外活動

2023年7月19日(水)、 千駄ヶ谷日本語学校の外国人学生と教職員、養成講座受講生合わせて約1230名で課外活動を行いました。 クラスのレベルごとに行先を決めます。今回は、高田馬場BIG BOX内のボウリング場、東京タワーと増上寺、上野動物園に行ったクラスを引率した方から感想が届きました。

4月午前クラス 安武弘恵さん

4月午前クラス 安武弘恵さん

養成講座の掲示板に、終了したイベントとして「課外活動の参加案内」を見つけ、次の機会はぜひ参加したいと思っていました。

私は要(かなめ)クラス(中級レベル)の引率で、高田馬場駅前にある商業施設、BIG BOXでのボーリング大会に参加しました。 千駄ヶ谷日本語学校の教室で集合して、クラスみんなで、徒歩で会場へ向かいました。教室を出て、最後尾についていた私が学校の1階に到着すると、「あ、先生が来た」のような表情をしてくれた学生がいました。 最初に挨拶しただけなのに、気遣ってくれて嬉しく思いました。

引率の手伝いでは、困っている様子の学生にトイレの場所を伝えたり、外に出ようとしていた学生に声掛けをしたりすることしかできませんでした。 しかし、実際に課外授業で先生方が学生とどのようなやり取りをしたり、声掛けをしたりしているかを間近で見ることができ、とても勉強になりました。

今回の課外授業を通じて、私も先生方のように学生とのやりとりを重んじる日本語教師になりたいと思いました。貴重な機会をありがとうございました。

4月土曜クラス 池田忠裕さん

4月土曜クラス 池田忠裕さん

今回、雲クラス(中級レベル)の課外活動に参加しました。行先は東京タワーと増上寺です。 学生は中国、ベトナム、ミャンマー、ロシアと様々な国から来ています。 ほとんどの学生が20才以下のティーンエイジャーで、私との年の差は40?才です。

引率の始めに、私がクラスの担任の先生に「それでは私がしんがりをやります」と言うと、すぐに何人かの学生から「しんがりとは何ですか」と質問がありました。 早速、「しんがり」の意味の説明に四苦八苦…。

道中や目的地では多くの学生と様々な話ができました。 学生の出身地の地名が聞き取れなかった時にはGoogle Earthを使って教えてもらったり、知らない言葉の説明にはお互いに画像検索で説明したりして、 楽しいひと時でした。学生の学習の目的は様々ですが、夢を語る彼らの表情は本当に輝いていました。

今回の参加で引率の先生方のコミュニケーション能力の高さに驚きました。 私自身は反省点満載の半日でしたが、今後の養成講座での学習に活かしたいと思います。機会を頂きありがとうございました。

10月土曜クラス 佐野紀子さん

10月土曜クラス 佐野紀子さん

山クラス(初級レベル)の引率で、上野動物園へ行きました。学生たちとは初対面でしたので、最初はどのように話すきっかけを作ればいいか心配でした。 しかし、上野動物園へ向かう電車内で、学生が一生懸命自分たちのことを話してくれたおかげで、少しずつ打ち解けていくことができました。

動物園内で学生は、動物の場所や、事前に渡されたワークシートの動物の名前などを積極的に話してくれました。 その際、私は手元の地図で、簡単にわかりやすく説明するように心がけました。

帰り際、学生たちは、自分で撮った写真を「レッサーパンダがとても可愛いかった」「芸術的なゴリラの写真が撮れた」と何枚も見せてくれました。 写真を楽しそうに説明してくれる姿が印象的でした。また、今日初めてパンダを見たという中国人学生は、「綺麗なパンダの姿に感動した」と言い、 別の中国人学生は、「日本のパンダは中国のパンダより痩せている(小柄?)」と教えてくれました。学生それぞれの視点も興味深いものでした。

当日はとても蒸し暑い中での活動でしたが、学生の生き生きとした表情を見ると、こちらも元気になりました。 教室外の活動に参加することで、日本語教師のイメージが更に膨らみました。貴重な経験をさせていただき有難うございました。



千駄ヶ谷日本語学校 課外活動

2022年12月16日(金) 、千駄ヶ谷日本語学校の外国人学生と教職員、養成講座受講生合わせて約 930名で課外活動を行いました。 クラスのレベルごとに行先を決めます。今回は鉄道博物館に行ったクラスと、国立科学博物館に行ったクラスを引率した方から感想が届きました 。

10月午前クラス M.Hさん

10月午前クラス M.Hさん

私は今回、大宮にある鉄道博物館への課外活動に、引率補助として参加させていただきました。

朝、どんなクラスなのか緊張しながら教室へ入ると、学習者が「おはようございます!」「よろしくお願いします!」と迎えてくれました。 まだ私の頭がぼんやりしており圧倒されそうになりましたが、とても元気な挨拶に、私はエネルギーをもらいました。 明るい挨拶を交わすことからコミュニケーションは始まると感じた瞬間でした。 全員が揃うのを待つ間、ひとりの学習者が私に質問をしてくれました。嬉しかったのですが、私は緊張していたので、あまり質問返しができませんでした。 あとからもう少しコミュニケーションが取れたら良かったと思いました。

移動の電車内では少しずつコミュニケーションがとれるようになり、色々な話をしました。 学習者の日常生活について何気ないことでも知っておくことは、授業を進める中でも信頼関係を築いていく中でも大切なことだと気付きました。 学習者を一人の人間として尊重しつつ、時間を共に過ごす中で、彼らから学ぶことがたくさんあるのでしょう。 それが教師としての喜びに繋がれば、素晴らしいことだと思います。

また、学校の先生方が明るく楽しい雰囲気の方ばかりだったのも印象的でした。博物館でクラスの担任の先生から日本語教師に関するお話をたくさんお聞きしました。 今後に活かしたいと思います。

現場のリアルを知る貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。

10月土曜クラス 廣田智香子さん

来日してから2か月ほどの初級の学生を引率しました。 6クラス、総勢100名ほどの元気で若い留学生に圧倒され、世代間ギャップに戸惑いつつも、簡単な日本語を使うことを心掛けて会話しました。

引率中、先生方は遅刻した学生、切符を落とした学生、電車を乗り過ごした学生の対応をしたりして、とても忙しそうでした。 日本語教師はことばを教える能力が必要なだけではなく、クラス運営の能力も必要だということがわかりました。引率を経験したことで、 私は多文化の学生をとりまとめることができるだろうかと新たな課題が見つかりました。

クラス担任の先生には、「慣れれば大丈夫。周りの先生方や学生たちにいつも助けられて日々やっていけている。 先生方とは自分の得意、不得意をカバーしあっている。あまり考えずにやってみて」と助言していただき、少しほっとしました。

実際のクラスの様子や先生の動きを目の前で見ることができ、養成講座での学習意欲やこれからの進路イメージ等にたくさん気づきを得ることができました。 参加させていただきありがとうございました。

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