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〜日本語を教える現場から〜
千駄ヶ谷グループの日本語学校は3つの校舎に分かれています。 現在約1,100名の様々な国からの学習者が日本語を学んでいます。
インタビューを通して、学習者たちの素顔をのぞいてみましょう。
第10回 フランス人へのインタビュー
名前:フィリップ・ジョセフ・ザック・クレメン 国籍:フランス
1.いつ日本に来ましたか?
フィリップ・ジョセフ 私たちは4月の初めに日本に来ました。
クレメン 4月10日に来ました。
ザック 4月20日に来ました。
2.日本に来たきっかけは何ですか?
クレメン 大学の時、日本語を勉強しました。しかし、一週間に1時間半の授業しかなくて、周りの友達は皆フランス人で、面白くなかったです。そのため、千駄ヶ谷日本語学校で日本語を勉強することにしました。
フィリップ 哲学について興味があります。日本の文化についてもっと知りたいので、日本に来ました。
3.東京の印象はどうですか?
ジョセフ・クレメン 東京はきれいです!町も、電車もきれいです。フランスの電車は汚いですが、東京はかなり違うと思います。
ザック 人が優しいです。そして、人気スポットがたくさんあります。食べ物や飲み物もおいしいです。3年前日本に来た時には、関西のほうへ行きました。今回初めて東京に来たら、街は空が見えないほど建物でいっぱいで、とてもにぎやかなところだと感じました。とても素晴らしいと思います。
4.授業が始まってから約2週間が経ちましたが、授業はどうですか?日本語は難しいですか?
フィリップ 難しくないです。日本語を勉強すると決めたので、一生懸命頑張って集中して勉強したいと思います。
ザック 僕もそう思います。時々言葉が思い出せない時もありますが、僕はやる気満々なので、これから頑張って平仮名、片仮名、漢字まで覚えたいと思います。
5.授業の後はどう過ごしていますか?4月は桜がきれいなので、日本人はお花見に行きますが、どこかへ桜を見に行きましたか?
フィリップ・ジョセフ そうですね。授業の後はいつもいっぱい食べて、ちょっとリラックスをしています。この間わたしたちは上野公園、新宿などいろいろなところへお花見に行きました。きれいでした。
6.クレメンさんはホームステイをしていますね。日本人の家はどうですか。ホストファミリーと一緒にどこかへ出掛けましたか?
クレメン 日本の家庭はフランスとかなり違っていて、面白いです。夕食が終ると、ホストファミリーの小林さんはいつも三味線を弾いてくれるので、興味深いです。また、フランスではベッドで寝ますが、ホストファミリーでは布団で寝ます。休みの日は、小林さんと色々なところへ散歩をしに行って、写真もいっぱい撮りましたね。日常生活からこのような文化の違いを体験できるのはとても面白いです。
7.この間は余震を経験しましたね。どうでしたか?こわかったですか?
フィリップ・ジョセフ・クレメン・ザック こわくなかったです!
クレメン・ザック フィリップさんはフランスで軍隊に入っていたことがあるので、もちろん心配がないでしょう(笑)。日本に来る前、ニュースで津波と福島の原発の報道を見て、正直に言うとこわかったです。家族も心配していました。でも、東京に来たら、思っていたのとぜんぜん違いました。ここの建物は新しくて丈夫だと思いま す。東京は福島から250キロくらい離れていて、安全だから安心しています。
<インタビュアーより>
4人とも日本に来たばかりで、いろいろなことに興味津津な様子です。日本への関心の持ち方はそれぞれ違いますが、日本文化に興味があることは共通してい ました。4人とも初級レベルですが、知っている日本語を使いながら、頑張って答えてくれたおかげで、笑い声が絶えず、とても楽しいインタビューになりまし た。彼らにはこれからもいろいろな日本文化を体験してもらいたいと思います。
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