（タイ：タイ早稲田日本語学校）
通学6ヶ月クラス（高田馬場校）修了

タイに来て４年。いつまでも「初心を忘るべからず」で日々努力しています

　タイ早稲田日本語学校で専任講師として働き、４年目となりました。
　タイには多くの日系企業が進出しており、仕事のために日本語を学ぶ人もいれば日本の漫画や文化に興味を持ったことがきっかけで学ぶ人、純粋に日本が好きだという人もおり、きっかけは様々ですが、子供から社会人まで、実に多くの方が熱心に日本語を学んでいます。

　私が担当しているクラスは、初級から中上級と幅広いのですが、どんなクラスでも千駄ヶ谷で培った基礎があるからこそ対応できるのだと実感しております。

　特に千駄ヶ谷の強みのひとつである実習では、まずは指導技術を講師のモデルをまねすることから学びます。教壇実習では、教案や教材作成をはじめ自分たちで授業を作り上げ、実践、そして振りかえりという一連の流れを繰り返し体験します。この実習で身についた、「実践力」、「自分でよくよく考えること」、「常に自分を客観的に見ること」が、今の私の軸になっているように思います。

　最近では千駄ヶ谷の講師の方がタイへいらっしゃる度に、ここバンコクで教えている千駄ヶ谷修了生の方と勉強会や食事会などで交流する機会があり、日本における日本語教育事情など貴重なお話が聞けるばかりか、バンコクで活躍されている修了生の方と情報交換できるチャンスにも恵まれ、大きな励みになっております。

　日本語教師という仕事は本当に奥が深いものです。単にことばを教えるにとどまらず、日本語を学ぶ多くの方の日本へ抱く思いや目標の実現をサポートする素晴らしい仕事だと思います。いつまでも「初心を忘るべからず」で日々努力していこうと思います。