千駄ヶ谷の修了生は9,000余名を数えます。
国内・海外で活躍する修了生のメッセージには、夢をかなえた喜びが詰まっています。
60歳以上の方も、世界中で活躍中です!
修了生から寄せられた生の声をご紹介します。
(タイ:ラムカムヘン日本語教育振興学校)
通学1年クラス(高田馬場校)修了
現在、私は微笑みの国タイで日本語を教え始めて10ヶ月、日々元気に教壇に立っております。
私は9年間介護した実母を見送ったのを機会に、新たな道を模索していたところ、すでに千駄ケ谷日本語教育研究所の日本語教師養成講座で学んでいた夫の勧めもあって、同じ学校に通うことになりました。何十年ぶりかで若い人達と学ぶ授業は大変でしたが、とても刺激的で、驚きと発見の連続でした。実習に入ると、自分達で教案や絵カードを作り、何回も練り直し、最高のものに仕上げていく過程がとてもハードで眠れない日々もありました。しかし、素晴らしい先生方とクラスメートのお陰で、無事クリアすることができ、はれの養成講座修了証を手にすることが出来たのです。
タイの日本語学校で仕事を始めてしばらくたった頃、同僚の先生から、私の授業を見学させてほしいと言われました。私はひたすら千駄ケ谷で学んだ通りの授業をしていたのですが、その先生はうなずきながらメモをとり、真剣に見学していました。通信教育や他の養成講座を卒業した方にとってはとても参考になったようです。「千駄ケ谷の実習ってすごいんだ」と改めて痛感するとともに感謝の念が湧いてきました。
私は、とにかく分かりやすい授業をすることをモットーとしていますので、絵カード1枚作るにも、私なりの工夫をして作っています。
千駄ケ谷での密度の濃い授業は、私にとってとてもハードルの高いものでしたが、今、教師として大きな自信につながっています。これも共に切磋琢磨したクラスメート、そして真剣に教えていただいた千駄ケ谷の先生方のおかげと感謝しています。
続いて、娘も同じ千駄ケ谷で学び、現在は家族3人全員がタイで教壇に立っています。娘は他校の日本語学校に勤務していますが、若い新鮮な発想は、固定観念に縛られやすい私達の考えを打ち破ってくれます。そして、私達からは、人生経験を通して得た話をしたりします。時には意見の食い違いがあって議論することもありますが、質の高い授業を目指す共通の目標に向かって、日々話し合っています。
また、お互いの学校のいろんな方針や進め方など、とても参考になります。
「教育とは共育」と言われますが、タイでの教師生活は、優しい生徒達から教えられることの多い日々でもあります。
若い頃からの夢だった海外生活も実現することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、千駄ケ谷で学んだ誇りを胸に、「この先生に教えてもらってよかった!」と喜んでもらえるように日々研鑽してまいります。本当にありがとうございました。
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