トップページ > 国家資格「登録日本語教員」関連情報
1.国家資格取得の概要
2024年4月、日本語教育機関認定法の施行に伴い、日本語教師の国家資格「登録日本語教員」の資格制度が始まりました。登録日本語教員になるには、図1の「養成機関ルート」または「試験ルート」のいずれかを経る必要があります。
【図1 登録日本語教員の資格取得ルート】
出典:文化庁ホームページ(https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/93964001.html)また、図2のC、D-1、D-2、E-1、E-2、Fに該当する方は、経過措置の適用を受けることができます。
【図2 登録日本語教員の資格取得に係る経過措置】
出典:文化庁ホームページ(https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/93964001.html)ご自身がどのルートに該当するかについては、文部科学省が公開している「経過措置ルート判定ガイド」も参考にすることができます。
2.日本語教員試験について
日本語教員試験は、登録日本語教員になるために必要な資格試験です。基礎試験と応用試験により構成されています。
令和6年度日本語教員試験
◆受験資格
年齢、学歴、国籍等の条件は不問
◆試験の構成
試験時間 | 出題数 | 出題形式 | 配点 | |
基礎試験 | 120分 | 100問 | 選択式 | 1問1点 (計100点) |
応用試験 | 聴解:50分 (休憩) 読解:100分 |
聴解:50問 読解:60問 |
選択式 | 1問1点 (計110点) |
◆出題範囲
「登録日本語教員 実践研修・養成課程コアカリキュラム」(令和6年3月18日 中央教育審議会生涯学習分科会日本語教育部会※1決定)の養成課程コアカリキュラムに おける必須の教育内容(=必須の教育内容49項目※2)
※1 2024年4月1日より日本語教育部会
※2 必須の教育内容50項目から実習を除いたもの
◆試験実施期日
2024年11月17日(日)
◆出願期間
令和6年8月1日(木)~9月6日(金)
◆受験料等
1.通常
基礎試験及び応用試験 18,900円
2.試験免除を受ける場合
(1)基礎試験免除
免除資格の確認及び応用試験受験料 17,300円
(2)基礎試験及び応用試験の双方の免除
免除資格の確認手数料 5,900円
※1及び2(1)、(2)の費用には合格証書発行が含まれます。その他詳細はこちらからご確認ください。
試験の申込み受付等の詳細については、試験案内にてご確認ください。
3.今後のスケジュール
日本語教員試験等の今後のスケジュールはこちらでご確認ください。
4.千駄ヶ谷修了生の方へ
千駄ヶ谷日本語教育研究所の日本語教師養成講座を修了した皆さんの経過措置ルートについては、図3を参照してください。
【図3 千駄ヶ谷日本語教育研究所 420時間総合課程修了生・在校生 経過措置ルート確認表】
千駄ヶ谷 入学年月日 |
コース | 時間 | 文化庁確認済 | 経過措置ルート (学士以上で検定合格なし) |
420時間以上の 修了証明書の発行 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
~1993.3.31 | 200時間 | 現職者*はF | 不可 | |||
1994.4.1~1995.3.31 | 本科200時間 | 200時間 | 現職者*はF | 不可 | ||
本科+専科 420時間 |
420時間 | 現職者*はD-2 | 可 | |||
1995.4.1~2000.3.29 | 本科+専科 | 420時間 | 現職者*はD-2 | 可 | ||
文化庁提出 | 2000.3.30~2001.3.31 | 420時間総合課程 | 420時間 | 平成12年報告対応 | 現職者*はD-1 | 可 |
2001.4.1~2004.9.30 | 420時間総合課程 | 450時間 | 平成12年報告対応 | 現職者*はD-1 | 可 | |
2004.10.1~2019.3.3 | 420時間総合課程 | 420時間 | 平成12年報告対応 | 現職者*はD-1 | 可 | |
2019.3.4~現在 | 420時間総合課程 通学コース |
420時間 | 必須の50項目対応 | 現職者に限らずC | 可 | |
2020.7.1~現在 | 420時間総合課程 e-ラーニング+通学コース |
420時間 | 必須の50項目対応 | 現職者に限らずC | 可 |
これから現職者を目指したいもののブランクがあり不安を感じている方はブラッシュアップコースをご受講いただくことができます。
現職者になることが難しく経過措置の対象にならなかった方は、図1の「養成機関ルート」または「試験ルート」のいずれかを経る必要があります。
よくある質問
Q. 応用試験はどのような試験ですか。
A. 複数の領域・区分にまたがる横断的な設問により、現場対応や問題解決の能力を問う試験です。
Q. D-1、D-2、E-1、E-2ル―トにある講習はどのようなものですか。
A. D-1、D-2、E-1、E-2ル―トに該当する現職の日本語教員にとって新たに習得が必要と考えられる知識についての講習です。
インターネット上でオンデマンドで受講します。
Q. 試験はどのように申し込めばいいですか。
A. 次回の出願時期は2025年夏頃の予定です。次の案内までお待ちください。
Q.講習はどのように申し込めばいいですか。
A. 文部科学省のこちらのページから申し込んでください。
Q.日本語教員の登録はどのようにすればいいですか。
A.文部科学省のポータルサイトから登録申請が可能になります。2025年1月下旬頃に開始予定です。
千駄ヶ谷日本語教育研究所の修了証明書・成績証明書が必要な方はこちらからお申込みください。
成績証明書の発行は、2002年4月以降入学の方が対象となります。 また、420時間未満のコース修了の場合は、出入国在留管理庁や文部科学省から証明書の提出を求められないため、 証明書の発行を差し控えさせていただきます。
5.これから勉強を始める方へ
新ルート「養成機関ルート」または「試験ルート」での資格取得となります。 養成機関ルートの場合、文部科学大臣の登録を受けた養成機関の講座を受講開始する必要があります。 試験ルートの場合、試験に必要な知識についてe-ラーニング基礎知識コースで勉強することができます。
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